私が家を建てると決めたとき、いちばんに考えたのは「家族の安全」です。災害に強い家…、そう火事や地震に強い家を建てたいと思いました。また、建物は建てたときがいちばんきれいで、年月を重ねるごとにだんだん古く汚れてきます(当たり前ですが…)。でも、どうせたてるなら年月を経るごとに建物の魅力が増すような、そんな家をつくりたい、住むほどに段々と味わいが深まるような家を建てたいと思いました。
そんな私の条件に合った工法が「ログハウス」でした。ログハウスとであった瞬間、正直これしかないと思いました、このときは…。ただし、2階の部屋の壁が少し斜めになるとか、手入れの手間がかかるとか問題はありますが、ログハウスの魅力に比べれば…、2階は屋根裏部屋みたいでワクワクするし、手入れも自作が好きな私には苦にならないと思いました。
早速、メーカーへ見学に行き実物を見て、ますます確信しました、これで間違いないと…。打ち合わせも行い、すべてが順調に行ってましたが…、ところがある日、突然、妻が反対し始めました。理由は…、人生何があるかほんと分かりません。それでも、いろいろとログハウスの良さを説明しましたがなかなか理解をしてくれないし、そうこうしている間に一部を除く親戚中すべての人が反対にまわってしまいました(涙)。こうなったらあきらめるしかありません、泣く泣くログハウスをあきらめました。最後に捨て台詞でこう言って自分を慰めました。
「好きな家を建てればいい…ただし、何時かは必ずログハウスを建ててやる!」
一家の主として、どうすれば家族の安全を守れるか?別の方法を考えるしかありません…。
〜ログハウスの良い点〜
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・低い重心
自然木をまるごと使うログハウスは、すばらしい構造強度を持っています。なによりもまず安定性です。重量のあるログ材で壁をつくるため、建物の重心が低くなっています。しかも2階の壁を立ち上げずにログ壁に直接屋根をかける構造のため、重心がとても低くなります。この低い重心によって、ログハウスは地震の横揺れや縦揺れにとても強い頑丈な家となります。
その為、在来木造住宅はもちろん、鉄骨やコンクリートの建物に比べて、地震の揺れにも強くなってます。
・太い木は燃えにく
木は燃えやすい、と思っていました。しかし、ログハウスに使うような太い木は表面が燃えるだけで、内部までは燃えないのです。万一、火事になっても、消化する時間や逃げるための時間を与えてくれるのです。
・夏涼しく、冬暖かい
木はコンクリートよりも優れた断熱性を持っています。木は体から必要以上に熱を奪わないので、冬でも床に腰をおろすと、暖かなぬくもりが感じられます。
・身体に優しい暮らし
壁や床、天井などはすべて無垢材のため、ビニールクロスなどに使われる化学物質とは無縁で健康的です。
・心も身体もリラックス
木には森林浴効果があり、心に安らぎを与えてくれます。ログハウスの木の香りは、毎日の生活の中でリラックス効果をもたらしてくれます。
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今回の新潟地震でもたくさんの被害が出ておりますが、たとえログハウスが地震の揺れに強く、潰れなかったとしても、強い余震が続くようでは屋内で過ごすことに対する恐怖感は計り知れません。また、家具の固定やガラスの飛散防止などは基本だと思いますが、今回のような地震ではあまり意味がないように思いました。
それでも、やっぱり強引にログハウスにするべきでした。家族の安全を最低限考えれば…。
今回の新潟地震で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。(2004.10.25)
『何時かはログハウス貯金』始めました!
2004.08.10
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18,031円
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2003.09.17
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13,226円
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2002.10.11
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5409円
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