・ダッチオーヴンとは |
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一言で言うと鋳鉄製の重たい鍋です。 重厚で簡単な構造、そして焚火の中に放り込んでおける頑丈さが特徴です。アメリカの開拓時代から使われ、カウボーイ達には必需品の鍋だったそうです。
使い込むうちにだんだんと黒光りしてきて、ブラック・ポットへと成長していきます。そして長年使い込んでいくと愛着がでてきて「女房とトラックは貸せても、オレのブラック・ポットは貸せない」と言ったカウボーイがいたそうです。何となく分かる気がします。
使い方は様々で、三脚につるしても良いし、フタの上におきをのせ、段積みにすれば複数のDOで料理が作れます。また、フタは鋳鉄製のフライパン代わりになります。
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・魅力 |
なんといっても、焼く、蒸す、炒める、煮る、など様々な使い方ができ、料理のバリエーションが豊富な事です。 フタが重いため、中身が沸騰しても持ち上がってしまうことがめったになく、圧力鍋と同じような使い方ができます。
時間がかかるカレー、シチューなど早く、おいしく作る事ができます。 また、フタの上に炭を乗せる事ができ、オーブンと同じで上からも熱を加えるパンやケーキ、ピザなどを焼くこともできます。
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・ウォーター・シール機能 |
DOに食材を入れ加熱すると、食材が含んでいる水分が蒸気となってDOの中に充満し、フタと本体の隙間から外へ出ようとします。 その時、フタと本体のすき間を埋め、外の空気が内部に忍び込むのを防ぎ、密封性を高めます。
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・圧力機能 |
DOのフタは重く、また本体とピッタリすりあわさるように作られているので、ウォーター・シーがより強力になります。その仕組みは内部圧力を高める圧力鍋に似ています。その為、短時間で食材の芯まで火が通りやすくなります。
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・無水調理 |
食材が持っている水分だけで調理出来るので、食材の風味を最大限に生かすことが出来ます。また、ビタミンやミネラルは水に溶けやすいが、一切、水を加えないため、流出を最小限に抑えられることができます。
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